Re: 人工椎間板について 投稿者:本家名無し 2021/03/14(Sun) 23:01 No.8210
|
元祖さん 残念ながら私は文明堂のカステラしか食べたことがありません。
さて、 ADRの情報というのは日本語ではほぼ存在しないのが現状ではないでしょうか? 日本人は英語に不得手ですから、情報にアクセスすることも欧米の病院にコンタクトすることも困難です。 私もかつて乏しい英語力で情報収集を試み、その際案外とアメリカ人にADRは有効な治療として認知されておらず、可能な限りの保存と固定手術が主流と見なされているらしいことに気がつきました。 ネット上のADRのコミュニティはADR手術に前のめりな人が集まっている印象を受けました。ADR信者とでもいいましょうか、そこで得られる情報はバイアスがかかっています。 よくよく考えた上で決められた方が良いかと思います。
人工椎間板そのものの耐久性については、誰もわからないが本当だと思います。工業試験の短期間のデータから耐用年数を推定しているに過ぎないと思います。 上体全ての重さを一点で、起きて活動している間常に支えている腰椎で人工椎間板内のポリエチレンが磨耗劣化しないとは希望的推測に過ぎないように私には思えました。
昨晩、crooked(cathryn jakobs ramin著 洋書 邦訳なし)という題名の本を読んでいて、思いがけず次のような記述を見つけました。
著者が2010年にドイツの高名な脊椎外科医にインタビューした時の記述です。名前●●●は伏せさせていただきます。(腰椎ディスクProdiscの話です。)
引用:chapter7 replacement parts より He was worried about longevity. No one knew for sure how long the discs would last, and revision was very difficult. “It could be ten years,” ●●● said. “It could be twenty—but if you are young or middle-aged when you get that disc, this is not a final surgery.” By the time the discs he had implanted wore out, he explained, he expected to have developed the technology and finesse to replace them.
back pain に関してアメリカの医療状況を書いた本ですが、一部ADRの歴史やメディカルツーリズムに触れた興味深い部分がありますので御興味があればご一読下さい。 |
|