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頚椎椎間板ヘルニア治療にもっとも進んでいる治療術である人工椎間板置換術についてご紹介いたします。 人工椎間板置換術(ADR : Artificial Disc Replacement)とは、これまで頚椎椎間板ヘルニアの手術が行われる場合、一般的に、骨間融合術(固定術)が行われましたが、融合された頚椎部のところにはもう動きの制限や衝撃を緩和できる機能が無くなり、手術部位の骨に、前より多くの力が加わるようになり、退行性変化もより速く進むようになります。
これを「骨間退行性変化の悪化」とも言われ、脊椎骨間融合術の際、必ず、解決すべきことです。簡単にいいますと、頚椎部の固定手術して4年後からは骨間の退行性変化が進むようになり、10年経ちますと、手術患者の四分の一に追加的な手術が必要になります。
このような問題を解決するため、開発されたものが「人工椎間板:Artificial Disc」です。 この人工椎間板は普通の椎間板とまったく同じ役割を果たしているし、手術の時、固定させなくてもいい手術方法です。
まとまりますと、 1. 固定術のため、使われる自分の骨もしくは人工骨が要らないため、合併症がありません。 2. 手術後も普通の動きができますので、手術部位の退行性変化殆どありません。 3. 手術後、頚椎コルセット着用期間が2週間で、真の短いです。 (固定術の場合、2ヶ月間着用) 4. 退院は手術して5日後、できます。 5. 手術後、すぐ日常生活や職場に戻れます。 という長所があります。
さて、頚椎椎間板ヘルニアの治療に対して、大きな問題はPLDD(PCDD)やMEDのような内視鏡レーザーで治療できるという病院が多く、この病院にごまかされている患者様が非常に多いことです。頚椎椎間板ヘルニアの治療に内視鏡レーザー治療は完全な治療ができません。なお、6ヶ月以内に必ず、再発しますので、内視鏡レーザー手術は受けない方が良いで。 |