セミは抜け殻によって、種類、オス・メスがわかります。オスならおしりの先が丸く小さくふくらみ、メスはおしりの先がとがったようになっている。
セミにも好きな木、嫌いな木があって、嫌いな木の下で育ったセミの幼虫は、地中にいる時間が長いらしい。
土中から出てきたセミの幼虫は羽化するために木に伝って上に登り、幹や葉に爪でしっかりとまります。しばらくすると背中の部分に割れ目ができてそこからから体をくねらせながらゆっくりと出てきます。全身出終わったら殻にしがみつくようにしてじっとしてると、徐々に羽の形が整ってきます。しばらくして殻から離れてまたじっと 乾くのを待ちます。殻にしがみついたままのが多いようですが。
殆どの幼虫は夕方から夜に羽化し早朝飛び立って行きますが、中には朝になってから羽化するものもあって、そのほとんどは鳥などのエサとなってしまいます。蜂の一撃でコロリとやられてしまうのもいます。
下のアブラゼミの羽化は、は朝7時半頃偶然幹の下の方で殻から出てるところを見つけ撮影したものです。私達が居たので鳥は寄ってこなかったけど、蜂が何度も襲撃してきました。無数のアリも集団で襲ってきて、なすすべもなくたちまち黒い塊となってしまうものもあります。
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