☆ 女 性 ホ ル モ ン ☆


女性ホルモン(エストロゲン)の働き

 ◎女性の子宮、卵巣、膣、乳房などの生殖器の発育をうながし細菌から守ったり
   妊娠しやすくさせる。

 ◎子宮の内膜を着床に備え増殖させる。

 ◎排卵直前に増えて排卵を促す。

 ◎肌のはり、性格、身長、声に影響を与える。

 ◎膣粘膜の萎縮を防ぎ、バルトリン線液の分泌を促す

 ◎エストロゲンには、コレステロール調節機能があり、不足してくるとコレステロールが増える

 ◎骨の代謝で骨の吸収を抑える。
   骨の形成促進ホルモンの分泌を高める

 


★エストロゲンが欠乏した状態になると急速な骨量の減少が起こってくる!!


  では、エストロゲンを補充したら? メリットもあるがデメリットも・・・
メリット

骨量の減少を防止(骨折の可能性を低下させる...約50%)

虚血性心疾患を防止(更年期症状のほとんどが消滅し

女性らしさを維持できる...約50%)

コレステロールを低下させる

デメリット

性器出血(投与の方法で阻止することも可能)

子宮内膜癌(プロゲステロン併用で阻止)

乳癌(プロゲステロン併用で増加?)家族に乳癌になった人がいる場合は行うべきでない


  エストロゲンを使用できない人には
カルシトニンによる治療法 破骨細胞に働き、骨の吸収を直接抑え、骨の減少を抑える
ビスフォスフォネートによる治療 骨の表面に付着して骨吸収を抑制。骨量も増加する
活性型ビタミンDによる治療 他にくらべ、効果は少ないが、骨折の頻度を減らす成績が得られている

整形外科医師による参考資料をもとに作成しております。




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