変形性頚椎症による脊髄圧迫
脊髄圧迫で生じる症状は?いずれ手術が必要?手術の時期は?

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私は頚椎椎間板ヘルニア2箇所(4-5、5-6)と、一箇所が頚椎症性脊髄症(5-6)です。(他に腰椎すべり症も)
頚椎症性脊髄症とは、骨棘が脊髄を圧迫する、いわゆる硬いヘルニアによる脊髄症なのです。が、今現在に至るまで自分には深刻な脊髄症状は殆んど発症しておらず、上肢・下肢の痛みや痺れや麻痺などに悩まされるといったことは全くありません。脊髄への圧迫が紙一重か二重のところでセーフらしいです。日常生活に支障を来たすといった問題は現状では起きて無いのです。けれど、この状態をこの先いつまでキープできるのかはわかりません。
脊髄症の患者は痛みよりも、手に力が入らない、お箸が使いづらい、文字が書きづらいなどの症状を訴える人が多いとのこと。下肢に力が入らず足がもつれるような感覚と、実際に足が地に着けない、踏ん張れない、歩くことが困難になってしまうこともあるそうです。最悪の場合、上肢と下肢に及ぶ四肢麻痺になるケースもあるとか…
現在そのような脊髄症状はないけれども、私の場合、椎間板ヘルニアよりもこの頚椎症性脊髄症の方が要注意なのだそうです。脊髄症状が起こらないために普段の日常生活をどのようにして過ごしていけばよいか?予防と治療、手術についても自分で知っておきたい注意点などを主治医に伺いました。


 以下、主治医のコメント。
「麻痺がなければ手術を先にのばしても大きな問題はありませんが、麻痺があるときは手術を先に延ばすことによって脊髄の神経細胞が死んでしまう割合が増えますので、手術しても改善しない割合が多くなります。だから日常生活に不自由を感じはじめたら手術した方がよいと思います。
明らかな麻痺はないが脊柱管狭窄があって将来悪くなる可能性がある場合はいつ手術したら良いのか?は判断が難しいですね
脊髄損傷の危険性があるから早めに手術してしまうという考え方もありますし、日常生活に不自由を感じたら手術する、という考え方もあります。最終的には患者さんがどちらを選ぶか?ですね。手術による利点が欠点(合併症も含めて)よりも大きいと思われたら手術されたらどうですか?
手術を先にのばすと手術合併症が起き易くなるか?ということですがその心配はありません。ほとんど同じと思います。ただし高齢の方は(70歳以上)歳を重ねるごとに全身合併症も増えますし、生理的予備能力も減弱しますので、若い患者さんに比べると合併症の危険性が増えます。
頚椎と腰椎の最大の違いは脊柱管の中身が脊髄と馬尾ということです。脊髄と馬尾では圧迫に対する強さが全く異なります。つまり脊髄は超弱く、馬尾は比較的強いということです。脊髄はそ〜っと抑えても麻痺になりますが馬尾ではよほど強く抑えない限り大丈夫です。それに頚椎で脊髄が障害されると四肢麻痺になりますが、腰椎で馬尾が外障害されても脚の筋肉の一部が麻痺するだけですから、障害の重さが全然違います。
手術によって肩こりが強くなることがあります。「軸性疼痛といいます。」半年くらいすると大半は楽になります。
現在は、MRIの普及によって脊髄の状態が解るようになりましたが、MRIがまだない時代には、脊髄症状が出ていなければ自分がこの病気とも知らずに一生を送っていった人も多いと思います。あなたもあまり心配しないで、自分の趣味など好きな事を大いに楽しんでください。ただし、脊髄症であるから、首を反らすようなことをしないように、転んだりして頭を強く打たないように、追突事故にも注意してください。」

以上のようなお言葉を主治医から頂いて、いつも励まされています。

そうか、好きな事を楽しめばいいんだ!^^
運動教室に通うこと7年余、ここで培ったものは大きい。体操と、筋トレにしてもストレッチにしても、運動を自分の体で実践して自分の体に吸収して得たものだから、ヘルニアを患う以前の自分よりも、むしろヘルニアになってから現在の方が筋力はアップした。ウオーキングの距離も伸びている。歩き方も違う。歩き方をこれまでの歩き方から変えることによってウオーキングの質が向上する。ということを理解できるようになった。何となく歩いているよりも遥かに効果的な運動量を得ることにもなる。一日一万歩を毎日歩くとなると容易ではないけれど、歩き方によっては一万歩も歩かなくても一万歩を超える運動量になるし、運動効果も上がるのである。
ウオーキング後、運動で使った筋肉を解しておくことは運動後の疲れや筋肉痛を残さないためにストレッチを必ず行っておく。足・脚のケアもしっかり行う。ハイキング、トレッキング、登山の後も同様に足のケアをやっておくのとやらないのでは次の日の疲労感に差がつく。
(現在、軽登山にハマっているわたくしであります)

で、好きな事を楽しむ?…
何を?…
ドライアイの自分に出来ることは?
いや、出来ないことの方がが多いではないか。
本を読む。・・・・・これは2〜3ページ読むと目が充血する。目痛が起こると、同時に頭痛も起こる。ドライアイという立派な札付きだ。
手先の細かい作業。・・・・・首こり(頚痛)、肩こり、目痛、頭痛の元。
園芸作業・・・・・これは嫌いではない。やりたいけれど、忽ち腰にくる。
家中ピカピカに掃除する。・・・・・う〜ん、やはり腰にくる。
料理。・・・・・食べることにさほどこだわりはないけれど、嫌いではなく、料理は好きな方ではある。が、これも肩にくる。首も痛くなる。
要するに、好きか嫌いかどっちかなら、家の中に閉じこもってじっとしていることが好きではないのかもしれない。
好きではないというより、じぃーっとしていると体のアチコチが痛む感覚になる。動いているとそういった感覚はない。忘れている。なので戸外に出て”ハツラツ”と行動している方が自分には合っていると思う。
ウオーキングとハイキング&トレッキング、比較的標高差の低い「登山」を、回数重ねる毎に脚力が強化した。腰の痛みも軽減した。そして、運動をすることの素晴らしさを実感できたのでした。
そういう流れからすると、私の今好きな事、やりたい事は?…ハイキング、軽登山かな? 澄んだ空気がドライアイであることを忘れさせてくれる。すると頭痛も忘れている。


 
長野県 上高地 と 入笠山の山頂
 
    長野県 北八ヶ岳 と 岐阜県 籾糠山登山道


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