頚椎椎間板ヘルニア/頚椎疾患の治療法




頚椎椎間板ヘルニア/頚椎疾患の分類
頚椎椎間板ヘルニアの症状
神経根症と脊髄症
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手術について
知っておきたいこと/注意点・予防法
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リハビリテーション
物理療法
 頚椎牽引、温熱療法、低周波治療、マッサージなど
理学療法
 四肢筋力訓練、歩行訓練、筋力訓練など
作業療法
 手指の訓練、生活動作訓練、など
牽引療法 
錘をつけて頭を引っ張ることで頚椎の間隔を広げる。
入院牽引療法
牽引と安静で軽快を図ります
グリソン持続牽引
 ベッドに仰向けに寝て、午前、午後、夕方に各2時間持続して行う。
クラッチフィールド牽引
 頭蓋骨にピンを刺して金属で固定。錘をつけて牽引する。
薬物療法
鎮痛剤、筋弛緩剤、ビタミン剤
湿布剤、塗布剤
ステロイド注入法 
ブロック注射
抗うつ薬、抗不安薬など精神安定剤
抗てんかん薬、漢方薬
頚椎装具療法
頚椎装具(頚椎カラー装着)
頭を動かすと痛みが強くなるときに、頚部が不安定にならないように頚椎カラーを装着する。ただし、長期間の使用は頚部の筋力が低下してしまうので程々に。
ソフトカラー
 比較的症状が軽い場合は柔らかいソフトカラーを使用
ハードカラー
 顎を受けるタイプのもので、首を過度に動かないように固定し重い頭を支える

神経ブロック
局所麻酔剤を神経や神経周囲に注射して痛みを取り除く治療法です。
激痛や痛みが長く続き日常生活が辛いときや、鎮痛剤が効果なく強い痛みを感じるという場合に有効な治療です。痛みの伝達神経経路をブロックします。
複数の神経に圧迫があるとき、どの神経が痛みを誘発しているかを検査し、治療をする。
手術をするまでの間の中間的な治療とする。
手術をして痛みがとれない場合に、痛みを除くために行う。
手術ができない人や手術を望まない人に痛みを除くために行う。

神経ブロックに用いる薬剤
局所麻酔剤
・キシロカイン、マーカイン、カルボカインなど
麻酔剤に付加される薬剤
・ステロイドホルモン、リンデロン、デカドロンなど

星状神経節ブロック
8頚神経と1胸神経の位置。首の付け根前側に局所麻酔薬を注入する。
末梢の血管が拡張されて血行を良くする。交感神経をブロックすることで痛みを緩和する。
ブロックをした後目がうるうるする。腕が暖かくなる。

硬膜外ブロック
脊髄を包んでいる硬膜の外側の空間に麻酔薬を注入。
外来でも行う

持続性硬膜外ブロック
硬膜外腔(脊髄の外側の硬膜と黄色靱帯の間の空間)に局所麻酔薬を注入して痛みを緩和する。
カテーテルを用いて局所麻酔薬を持続的に注入する方法。
バルーン内に薬剤を入れて一時間に2mℓを持続して注入する。主に入院して行う。

・選択的神経根ブロック
痛みの原因となっている神経根を選んでブロックする
正確な位置に注入するためX線の透視画像を確認しながら行う。
腹側の前根は運動を支配、背側の後根は感覚を伝達する役割がある。後根に麻酔薬を注入する。

・腕神経叢ブロック
上肢を支配する神経の元である腕神経叢をブロックする。

トリガーポイント注射
筋肉に注射する方法。
指で押すと痛みを感じる場所(圧痛点、トリガーポイント)に局所麻酔薬を注射する。
神経を局所的に抑えることができるため痛みが緩和する。

光線療法(レーザー照射)
星状神経節に照射することによって、一時的に交感神経の働きを麻痺させ、筋肉の凝りをほぐし痛みを和らげる。

頚部痛、肩痛、肩凝りの治療法
●痛みが強いとき(急性期)

まず安静にして、楽な姿勢になります。
内服薬は、鎮痛剤、筋弛緩剤
外用薬は、シップ、軟膏など
注射は、鎮痛剤、麻酔剤、ステロイド剤の局所注射、点滴 
必要に応じて頚椎カラーを装着

※マッサージ、指圧、整体、間欠電動牽引は痛みを悪化させるのでこの時期はやってはいけない!

●痛みがあまり強くないとき(慢性期)

リハビリ
 頚椎牽引(体重の4分の1までの錘)
 ストレッチ、マッサージ、指圧など
 頚部筋力訓練
 温熱療法、電気療法

痛みが強くなったなった時だけ、内服薬・外用薬(温湿布、軟膏)

※体調、天候、ストレスなどによって痛みや痺れが強くなったり軽くなったり症状には波があります!

神経根症の治療法
●肩~上肢の耐え難い痛み、痺れ(急性期)

まず安静にして、楽な姿勢になります。
内服薬は、鎮痛剤、筋弛緩剤
外用薬は、シップ、軟膏など(急性期には冷湿布)
注射は、鎮痛剤、麻酔剤、ステロイド剤の局所注射、点滴 
必要に応じて頚椎カラーを装着
※マッサージ、指圧、整体、間欠電動牽引は痛みを悪化させるのでこの時期はやってはいけない!

椎間板内ステロイド注射
椎間板内にステロイドホルモンを注入して頚部痛や神経根性疼痛の軽快を図ります。
頚椎椎間板造影(ディスコグラフィー) ≫
 造影剤を注入して、痛みの発生源の椎間板かどうかを調べます。
 椎間板ヘルニアの形態を知るにはディスコグラフィー+ディスコ後CTが一番良く分かります。
※ヨードアレルギーのある人は造影剤を注入できません。ディスコ後のCTは行いません

神経ブロック注射(星状神経節、神経根)

入院牽引治療(グリソン牽引、クラッチフィールド牽引)

●慢性期で痛みがあまり強くない肩~上肢の痛み、痺れ

リハビリ
 頚椎牽引(体重の4/1まで)
 ストレッチ、マッサージ、指圧など
 頚部筋力訓練
 温熱療法、電気療法

上肢の筋力低下があるときは上肢筋力訓練
痛みが強いときだけ鎮痛剤、外用薬(温シップなど)

・湿布薬の効能
患部の皮膚に直接貼ることによって炎症を抑え、痛みを和らげます
湿布薬には、冷シップ、温シップがあります
冷シップは、腫れて赤くなっていたり熱を帯びた患部を冷やして、炎症を抑え痛みを和らげる効果があります
温シップは、患部を温めることによって血流を良くし、疼痛を和らげる効果があります
冷シップ、温シップ共に自分が気持ちがよいと感じるものを貼る
一般的に、打身や捻挫などの急性期には冷シップを、慢性の痛みには温シップを用いることが多いです。

・塗り薬の効能(スティックタイプの場合)
皮膚に塗布することでシップ薬と同様の効果が得られます
湿布薬が貼りづらい箇所にも塗布できます。首・肩・腕などに塗布しても見えないし、べたつき感もないので薄着の季節に適しています

痛みがあると、その周囲の筋肉が緊張して血管が細くなり、血流が悪くなります。するとさらに痛みが強くなります。
※体調、天候、ストレスなどによって痛みや痺れが強くなったり軽くなったり症状には波があります!
脊髄症の治療法
●しびれ、動きにくさはあるが日常生活に支障がないとき(軽症)

リハビリ
 頚椎牽引
 理学療法(歩行訓練、四肢の筋力強化訓練)
 作業療法(手指の細かい動作の訓練)

内服薬(筋弛緩剤、末梢血行促進剤など)

頚椎カラー(つらいときに装着します)

※脊髄症の人は、転んだり、頭をぶつけないように注意が必要です!
 手術療法
保存的療法で改善されない場合。日常生活に支障がある場合は手術になることもあります。
※神経根症で手術することは少ないです!痛みだけの症状で手術することはないです。
手術について ≫





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※整形外科医師(日本脊椎脊髄病学会指導医)による参考資料を元に作成しております。